24時間を超えた時間を正しく表示させる方法とは?

時間の計算は通常、数値の足し算や引き算と同じやり方でできます。
でも、残業時間を合計したら、26時間のはずなのに2時間!なんてことになってしまうかもしれません。
これは大変なことです!
原因は、エクセルは「時間」でなく「時刻」として計算しているから。
24時間を超してしまうと「1日と〇時」になってしまう→「〇時」の部分しか見えない、ということになってしまうのです。
この解決は、書式設定(表示形式)で簡単にできます。
実際に見ていきましょう。
実習サンプル:残業時間の合計
A10には、A2からA9の残業時間を集計するSUMが入っています。
この合計が2時間45分、なんてことはないですよね。
これを正しく表示させましょう。
数式はこの =SUM(B2:B9) のままでOKです。
セルの書式設置ー表示形式 で解決!
A10 を右クリック→[セルの書式設定] で表示される[表示形式]のシート。
この赤丸部分、初期状態では h:mm になっています。
これを [h]:mm または [hh]:mm に変更し、[OK]するだけです。
完成!
これで正しい集計結果が出ました!
簡単ですね♪
ワンポイント&スキルアップ
ワンポイント
ここで、[h]:mm または [hh]:mm ってどっち?
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
これ、どちらでもいいんです。
もし1桁の数値が入った時に 01 02というように2桁表示させたい場合は[hh]、1 2 のような1桁表示でいい場合は[h] という違い。
ただ、ここでは24時間以上をどうするか?なので、[h]で十分でしょう。[h]と同じ考え方で、60分以上の分を表示させたい場合は[㎜]の書式を使います。
スキルアップ
例:2時間10分 → 130分 書式は h”時間”m”分” → [mm]”分”
※文字をそのまま表示させたい部分は ” ”で囲みます。
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