CEILING:指定した数値の倍数に切り上げる関数
- 欲しい商品があるが、1本ずつの単品注文はできず、箱単位で注文する必要がある。
- 欲しい数を確保するためには、何個注文すればいいのか?
これを求めるためにてっとり早い関数が「CEILING」関数です。
=CEILING(数値 , 基準値)
CEILING関数は、指定した数値を「基準値の倍数」に切り上げる関数です。
次のような表があるとします。
ここでの想定は以下のとおり。
- えんぴつ1箱あたりの本数が12本(1ダース)
- 欲しい数は 50本
- 1本単位での注文はできないため、箱単位での注文となる。
では、必要本数50本を手にするためには何本必要か?
実際に求めていきましょう。
CEILING関数を挿入する
「fx」ボタンをクリックして、CEILINGを挿入します。
CEILINGを表示させるための方法は、以下の2つがおすすめです。
方法その1
関数の挿入ダイアログボックスの「関数の検索」に「切り上げ」と入力して検索する。
方法その2
- 「関数の分類」を「すべて表示」に切り替える
- 「関数名」の一覧の任意の関数をクリックしたあと、CE(またはce)と入力
これでCEILING関数が表示されます。
CEILING関数の引数を指定する
- 数 値:どうしても必要な数=この場合はB2
- 基準値:割り算の基準になる数。1ダースなら12本など。=この場合はC2
この2つを指定して「OK」をクリック
数式の完成
これで、D2には「60」という計算結果がはいります。
下の行にも同じ数式を求めたい場合は、フィルハンドルにあわせて数式をコピーしましょう。
rericcaのひとこと
関数を使わずに四則演算でも求めることができます。
50÷12=4 あまり 2 これでは2本たりない、ということなので
12×5=60 と、それほど大変な計算ではありません。
でも、これを電卓や暗算で計算するのもめんどうです。
エクセルに数式を入力すれば、自動で再計算をしてくれますし、は四則演算より関数がスマートです。
この例以外にも使える関数CEILING。ぜひこの機会に覚えておきましょう。
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【講師、ITコンシェルジュ、ブロガー】
大学、専門学校の非常勤講師を経て現在はフリー。
オフィス系ソフトだけでなくIT全般の講習を中心に担当している。
ーー熊本県出身・血液型:B型・星座:うお座ーー
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