もうひとつのVLOOKUP:「〇〇以上××未満だったら…」という区分でデータを引用することができる関数(例:成績、運賃表など)
VLOOKUPは「コード番号などを入力すると商品名を表示する」というような用途で使われることが多い関数です。
でも、このVLOOKUPには別の使い方があります。
= VLOOKUP (検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)
今回は、テストの点数を例に見ていきましょう。
VLOOKUPで成績判定
点数の評価をまとめると、次表のようになります。
でも、この表をそのまま関数にあてはめることはできません。
VLOOKUP関数を使うための表に変えてみると、こうなります。
実際にVLOOKUP関数を使ってみよう!
B2~C7が参照表、判定するための数式を入れるのはC11です。
※今回は、VLOOKUP関数の使い方はわかっているものとして説明していきます。
不明な方はまずこちらをご覧ください。↓
C11に入力する数式は
=VLOOKUP(B11,B2:C7,2,1)
この数式のポイントは「検索方法」が「1」だということ。
「0」は「完全一致」なのですが、「1」になると「近似値」を探す数式に変わるのです。
数式を確定すると、次のようになります。
B11に点数を入れて、判定が正しいか確認してみましょう。
数式のポイント
参照表の1列めは、必ず昇順(小さい数が上、大きい数が下)にしておく必要があります。
また、その数値は「その行の数値以上、次の行の数値未満」という考え方になります。
もう一度、最初に設定した参照表をここで確認してみましょう。
35点未満 は 0 以上 なので、1列目に入力するのは 0
これを忘れてしまうと、変なことになります。
ちょっとしたことですが、気を付けるようにしましょうね。
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【講師、ITコンシェルジュ、ブロガー】
大学、専門学校の非常勤講師を経て現在はフリー。
オフィス系ソフトだけでなくIT全般の講習を中心に担当している。
ーー熊本県出身・血液型:B型・星座:うお座ーー
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