エクセルで数値を処理するために、これだけは知っておきたい基本の関数4つ
ワードやパワーポイントより、とにかくエクセル!
そんな人も多いのではないでしょうか。
人が作ってくれたフォームに数値を入力するだけでなく、自分で作成する際、どうしても必要になってくるのが数値計算。
消費税、原価計算、見積もり作成割引交渉…などでも必須ですね。
書式でごまかしていると、痛い目にあいます。
ここでしっかり押さえておきましょう。
今回のように数値を直接計算式に指定するはもちろん、A5やB10というようにセルを指定することもできます。
数値の端数処理に必須な関数4つ
関数名 | 意味 | 読み |
---|---|---|
INT | 整数化 | インテジャー |
ROUND | 四捨五入 | ラウンド |
ROUNDUP | 切り上げ | ラウンドアップ |
ROUNDDOWN | 切り捨て | ラウンドダウン |
INT:整数化
INTは元の数を越さないで整数化する関数です。
=INT(数値)
例えば、
=int(1.5) は 「1」 、=int(-1.5) は 「-2」という答えになります。
-1だと、-1.5より大きい整数なので間違い、ということです。
数値を大きいほうから並べると 0 -1 -1.5 -2 の順になりますね。
ROUND:四捨五入
ROUNDは四捨五入の関数です。
INTと違って「どの桁で四捨五入するか」が必要なので、「桁数」が必要になります。
=ROUND(数値,桁数)
桁数は、次のように指定します。
=ROUND(1234.567,0) → 1235
=ROUND(1234.567,1) → 1234.6
=ROUND(1234.567,-1) → 1230
ROUNDUP:切り上げ
ROUNDUPは切り上げの関数です。桁数の指定方法をはじめ、ROUNDと使い方は同じです。
=ROUNDUP(数値,桁数)
ROUNDDOWN:切り捨て
ROUNDDOWNは切り捨ての関数で、ROUNDやROUNDUPと使い方は同じです。
=ROUNDDOWN(数値,桁数)
rericca
小数点以下を指定する桁数が「+」で、整数部分を指定する桁数が「-」なので、最初は「??」となる人もいます。
使う機会の多い基本の関数なので、しっかりこの「桁数」を覚えておきましょう!
使う機会の多い基本の関数なので、しっかりこの「桁数」を覚えておきましょう!
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【講師、ITコンシェルジュ、ブロガー】
大学、専門学校の非常勤講師を経て現在はフリー。
オフィス系ソフトだけでなくIT全般の講習を中心に担当している。
ーー熊本県出身・血液型:B型・星座:うお座ーー
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