
昔の人は、挨拶のことを「物言い」といって、相手になにか話しかけることをさしていたそうです。
人と人とのコミュニケーションだったんですね。
それが、禅の【一挨一拶】という考え。
そこからこの【挨拶】という言葉が生まれたと言われています。
【挨】は押し開く
【拶】は迫る
お坊さんが弟子の肩をたたいて「がんばっているか」と聞き、
弟子が「はい、今日もはげんでおります」と答える
こういったようなやりとりが【一挨一拶】。
この問答が挨拶の語源です。
相手の気持ちを、やわらかく押し開いていく…
そういった挨拶の意味合いがこの漢字にもこめられているのですね。
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